WithSecure™ Identity Protection for Salesforce
たった一人のユーザー情報の流出が、Salesforce環境全体を危険にさらします
侵害されたアカウントや設定の脆弱なユーザー、あるいは過剰な権限を持つユーザーを早期に特定。アイデンティティのリスク状況を明確に把握し、継続的な管理体制を構築できます。

Salesforce における「アイデンティティリスク」がなぜ重要なのか?
Salesforceへのすべてのアクセスは、「アイデンティティ」から始まります。
従業員、外部パートナー、コミュニティユーザーのすべてが、個々のアイデンティティを通じてSalesforceにアクセスします。そして、そのアイデンティティこそが、どのデータに触れ、どのワークフローを実行し、どの外部システムと連携できるのかという「権限」のすべてを決定づけるのです。
30%
の従業員が、業務用の認証情報を「使い回し」している現実
同じパスワードや社用メールアドレスが複数の外部サービスで併用されているため、認証情報が漏洩し、不正アクセスの被害に遭うリスクが常に潜んでいます。
出典:SpyCloud 2024年度レポート
…I
認証情報の流出は、もはや「日常的」なリスクに
ユーザーの認証情報は、外部サービスからのデータ漏洩によって頻繁に外部へさらされています。流出したこれらの情報は、サイバー攻撃の足掛かりとして悪用される危険性が極めて高いのが現状です。
「可視化の欠如」は、極めて深刻な課題です
状況が把握できていなければ、どのユーザーが安全なのか、あるいは、どのアイデンティティがSalesforce環境を最も大きなリスクにさらしているのかを、組織は判断することができません。
Salesforce専用設計のネイティブなアイデンティティ保護
「WithSecure™ Identity Protection」 は、WithSecure™ Cloud Protection for Salesforceの核となる主要機能です。

Salesforce環境との完全な親和性
Salesforceとの直接統合により、外部コネクタや複雑な設定、追加ポータルの導入は一切不要です。Salesforceチームが普段使い慣れた画面やワークフローをそのまま活用し、ID関連のリスクをスムーズに検知・可視化できます。
アイデンティティリスクが
Salesforce インシデントに変わるまで
1. 認証情報の「使い回し」
多くの従業員は、仕事用のメールアドレスとパスワードを複数の外部サービスで使い回しがちです。これにより、複数のシステムにまたがって共通の「認証情報の足跡(フットプリント)」が作られてしまいます。その結果、たった一つのサービスが攻撃を受けて情報が漏洩しただけで、連鎖的に他のすべてのシステムが危険にさらされるという、極めて脆弱な状態が生み出されるのです。
2. 外部サービスからのデータ漏洩」
従業員やパートナーが利用している外部サービス(サードパーティ)で、ある日データ漏洩が発生します。ここで、前段で「使い回して」いた認証情報が流出し、サイバー犯罪者の手に渡ってしまいます。流出したIDとパスワードは、本来無関係であるはずの他のサービス(Salesforceなど)をこじ開けるための「万能鍵」として悪用され、不正アクセスのリスクが一気に現実味を帯びてくるのです。
3. ついに「不正アクセス」が現実に
流出した使い回されていた認証情報によって、攻撃者が「正規のユーザー」としてSalesforce への認証に成功してしまいます。
これは、従来のセキュリティ対策の多くを鮮やかに「素通り」してしまうことを意味します。システム側からは「正しい鍵を持った正当な利用者」に見えるため、不審な挙動として検知されにくく、気づかないうちに侵入を許してしまうリスクが極めて高まります。
4. 「信頼されたユーザー」として自由に操作
システム側が「この人は正規のユーザーだ」と信じ込んでいる状態こそが、最大の弱点となります。乗っ取られたアイデンティティは、そのユーザーが元々持っていた既存の権限をそのまま引き継いで動作します。その結果、本来の業務で厳密に必要とされる範囲をはるかに超えた、機密データや外部システムとの連携(インテグレーション)、さらには重要なビジネスワークフローにまで、いとも簡単に手が届いてしまうのです。
インシデントへの発展を食い止める
侵害された認証情報を、侵入される前に検知
認証情報の漏洩を、24時間365日モニタリング
Salesforceの社内ユーザーだけでなく、コミュニティユーザーのアカウントも含めて包括的にスキャン。最新の漏洩データベースやダークウェブ上のインテリジェンスと照合し、不正アクセスに悪用される「その前」に、流出した認証情報をいち早く検知します。

コミュニティ・外部ユーザーまで広がる「真の可視化」
従業員だけでなく、パートナーやコミュニティユーザーのアカウントまで保護の範囲を拡張。ソーシャルエンジニアリングや詐欺の標的になりやすく、従来の対策では「死角」となりがちだった領域を、確実にカバーします。

リスクの高いユーザー行動を「可視化」
認証情報が漏洩しているユーザーの特定、過剰な権限設定のチェック、さらには不審なファイルのアップロード・ダウンロードやURLクリックといった「異常なアクティビティ」を検知し、即座にアラートを通知します。

ID起因のリスクへ即座に対処
検知したリスクに対し、アカウントの凍結やパスワードの強制リセットを即座に実行。問題が深刻化する前に、アイデンティティを通じた脅威を確実に封じ込めます。

情報漏洩の背景と漏えい履歴
詳細な情報漏洩の背景と最大12か月分の影響履歴を提供し、チームが深刻度を評価し、対応の優先順位を決定し、迅速に行動できるよう支援します。

コンプライアンスへの取り組み
POC(概念実証)プロセスにおいて、必要な証明書や情報を提供し、お客様やステークホルダーに安心していただけるよう対応いたします。詳細なドキュメントは、Trust Centerを参照ください。

ISAE 3000 Type 2
WithSecure™ Cloud Protection for Salesforceは、ISAE 3000 Type 2(SOC2 Type 2の国際同等基準)保証報告書を取得済みであり、お客様のデータが安全に管理されていることを証明します。

ISO 27001
ウィズセキュアは、ISO 27001認証を取得しており、厳格なデータセキュリティ対策を実施しています。この国際的に権威のある認証は、最高レベルの情報セキュリティ基準への準拠を証明するものです。

GDPR
ウィズセキュアは、一般データ保護規則(GDPR)の要件に準拠できるよう企業を支援し、欧州連合の市民の個人データを安全に管理できる環境を提供します。

SecurityScoreCard
また、ウィズセキュアは SecurityScoreCardにおいて、サイバーセキュリティベンダーとして最高評価を獲得しています。この評価は、リスク軽減やインシデント対応速度を含む10の主要なセキュリティ要素に基づいています。
よくある質問
WithSecure™ Cloud Protection for Salesforceが提供する「アイデンティティ保護」機能の概要を教えてください。
WithSecure™ Cloud Protection for Salesforce の「アイデンティティ保護」は、外部のデータ漏洩によって流出したSalesforceユーザーのログイン情報を検知する機能です。ログイン情報の侵害を早期に発見することで、攻撃者が盗んだ情報を悪用する前に、Salesforce管理者やセキュリティチームは「パスワードリセットの強制」といった迅速な対策を講じることが可能になります。
なぜSalesforceに「アイデンティティ保護」が必要なのですか?
Salesforce自体はログイン情報の漏洩を監視していません。しかし、世界のデータ漏洩の22%に「盗まれたログイン情報」が関与しています(Verizon DBIR 2025調査)。多くのユーザーは、異なるサービスで同じパスワードを使い回しています。たとえSalesforceとは無関係な外部システムで情報が漏洩したとしても、攻撃者はその情報を使い、「信頼されたユーザー」としてSalesforceへ正規にログインできてしまいます。これは従業員だけでなく、パートナー企業やコミュニティユーザーも同様です。WithSecureのアイデンティティ保護は、Salesforceの内部から侵害を早期に検知し、可視化します。
アイデンティティ保護の対象となるユーザーは?
WithSecure™ Cloud Protection for Salesforceは、社内・社外を問わず、すべてのユーザータイプを保護の対象としています。
社内ユーザー: 従業員、管理者、およびシステムアカウント。認証情報の不正利用を早期に検知し、不正アクセスや権限の昇格を防止します。
コミュニティおよびパートナーユーザー: Experience Cloud やパートナーのログインは、多くの場合、企業のセキュリティ管理の対象外となっています。WithSecure Cloud Protection for Salesforce は、これらのアカウントをエンタープライズ規模で独自に監視し、なりすまし、サプライチェーンの悪用、およびデータ漏洩のリスクを低減します。
アイデンティティ保護の仕組み
Identity Protection」は、Salesforceユーザーのメールアドレス(セキュアにハッシュ化済み)を常にスキャンし、独自の調査データ、商用インテリジェンス、およびダークウェブ上の漏洩情報と照合します。
当社の専門アナリストがダークウェブのフォーラムに潜入して直接調査を行うことで、従来の自動スクレイピングツールでは検知できない脅威インテリジェンスを抽出。この「ハイブリッドアプローチ」により、公開リストやオープンソースの情報を待つよりも 3〜6ヶ月早く、新たな情報漏洩を検知することが可能です。
ユーザーの認証情報がデータ漏洩の中に確認された場合、システムは「Cloud Protection for Salesforce」のダッシュボード上に直接フラグを立て、漏洩のメタデータや深刻度を即座に通知し以下の情報が確認できます:
・どのユーザーが影響を受けたか、およびその時期
・侵害の発生源とパスワードの形式
・リスクの深刻度
「Identity Protection」はどのくらいの頻度でスキャンを実行しますか?
デフォルトでは、Identity Protectionのスキャンは毎週自動的に実行されます。
認証情報の漏洩に関する脅威インテリジェンスフィードは毎日更新されます。
アイデンティティ保護は、ユーザーを自動的にブロックまたは無効化しますか?
いいえ、自動的にブロックされることはありません。アイデンティティ保護は「早期検知」と「可視化」に特化した機能であり、対応(レスポンス)のコントロール権限は常に管理者にあります。
これは、意図しない業務の中断(ユーザーが突然ログインできなくなる等)を避けるためです。
資格情報の変更を強制するか、あるいは他の復旧措置を講じるかといった最終的な判断は、管理者が状況に応じて柔軟に決定することができます。
他の漏洩検知ツールと何が違うのですか?
「Identity Protection」は、WithSecure™ Cloud Protection for Salesforce の機能の一つです。これは100% Salesforceネイティブのアプリであり、外部コネクタを必要とせず、プラットフォーム外への不要なデータトラフィックも発生しません。そのため、データの整合性とセキュリティを極めて高いレベルで維持できます。
パートナーアカウントなどの外部ユーザーを含め、数千〜数万人規模の環境でもスケーラブルに保護します。
こうした社外ユーザーに関連するリスクは、従来のエンタープライズ向けセキュリティツールではカバーしきれない領域でした。WithSecureは、この「セキュリティの空白地帯」を埋めることで、組織全体の安全を確実に守ります。
これにより、どのようにコンプライアンスを維持し、いつでも監査を受けられる状態を整えられるのですか?
すべての検知イベントと管理者による操作はログに記録され、検証可能な監査証跡が作成されます。 これにより、現代のコンプライアンス・フレームワークへの適合が容易になるとともに、社内監査や規制当局による監査において、アイデンティティ・リスクに対してプロアクティブに管理を行っていることを証明できます。
アイデンティティ保護の一般的な利用シーンにはどのようなものがありますか?
「Identity Protection」機能の主な活用例は以下の通りです:
攻撃者がログインする前に、漏洩した従業員のSalesforceユーザー認証情報を検出する。
Salesforce上に構築されたパートナーポータルやコミュニティポータルにおいて、リスクの高い外部コミュニティユーザーを監視する。
Salesforceにおけるサードパーティおよびサプライチェーンのセキュリティ態勢を強化する。
Salesforceおよび連携システム全体における、詐欺、なりすまし、データ盗難のリスクを低減する。
Identity Protectionはどのような攻撃から保護しますか?
Identity Protectionは、侵害された認証情報や再利用された認証情報を利用した以下の攻撃を防ぐのに役立ちます:
サプライチェーン侵害 — 攻撃者は、侵害されたパートナーや顧客のログイン情報を使用して、不正な取引を送信したり、悪意のあるファイルをアップロードしたり、システム内を横方向に移動したりします。外部アカウントの漏洩を検知することで、これらのサプライチェーン攻撃が深刻化する前に阻止します。
クレデンシャルスタッフィング — 他のサービスから漏洩したユーザー名とパスワードを使用した、自動化されたログイン試行。
アカウント乗っ取り — 盗まれた認証情報を使用して、正当なユーザーとしてSalesforceにアクセスすること。
信頼されたIDを利用したソーシャルエンジニアリング — 侵害されたユーザーアカウントを使用して、Salesforce内でフィッシングリンクや不正なリクエストを送信すること。
早期の予防は、侵害後の復旧よりも常にコストが低く済みます。
Identity Protectionは個人データを処理しますか?
「Identity Protection」機能では、メールアドレスおよび関連する情報漏洩データなど、一部の個人データが処理される場合があります。これらの個人データは暗号化された形式で保存され、データ処理契約に従って処理されます。「Identity Protection」機能のデータは、お客様の通常のデータ処理地域外で処理される場合がある点にご注意ください。
WithSecure Cloud Protection for Salesforce のプライバシーに関する詳細については、WithSecure Cloud Protection for Salesforce プライバシーポリシーをご覧ください。
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